lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

ガット張り機『KLIPPERMATE クリッパーメイト』を買ってみた (テニス)

ガット(ストリング)の張替え

テニスラケットのガット(ストリング)は切れなくても3ヶ月に1回は張り替えなさいと言われます。部活等でやっている方は1週間、短い方なら数日に1回は切れてしまい張り替えるというケースもあると思います。

私はガットが切れることはまずないのですが同じラケット2本を交互に張り替えて使っているので1ヶ月半~2ヶ月に1回は張り替えている感じです。

張替えは主にテニスショップでやってもらっています。

ガットが張れるようになりたい

今回、ガット張替え機を購入することにしました。

理由は『自分でガットが張れるようになりたいから』ですね。

以前から漠然と思ってはいたのですが、2年程前のTV番組で大坂なおみ選手のお父さんが自宅でガットの張り替えをされていたのを見たのが印象に残っています。

娘さんへのサポートとして2点支持のシンプルなガット張り機でガットを張られていて、日本と違い海外ではこういうシンプルな機械を使い自分で張るというのがよく見られる光景なのだろうなと思いました。

ガットの張替え代が節約できる??

ガット張替え機の購入検討で必ず言われるのが「ガットがよく切れるから張替え代がバカにならない。自分で張ったほうが費用を節約できる」ということです。

私が普段利用しているテニスショップはガットと張替え代で4,000~5,000円強位かかります。(店頭表記の内訳では張り代が1,600円位?なのですがガット価格が定価だったりで実質2,500円位張り代に払ってる感じですね。) 仮に2,500円だとして年に6~8回は張替えるので私の場合でも年15,000円~20,000円位はかかっている計算になりますね。お店に行く交通費も毎回かかります。

ただ、自分で張るにも"張り替えるのに毎回30分から1時間を費やす訳ですし、手間・面倒と感じる"でしょうから単純に「○○回張ったら元が取れる。○年で元が取れる」という皮算用はできません。

ガットの張替えができることが何かの役に立つ訳ではない (大手スポーツ用品店にガット張り要員を派遣する会社もあるみたい) ですが、ガットの事をもっとよく知る事に繋がると思いました。自分でガットを張れないのに『○○店のスタッフはガット張りが下手だ』という話には少し違和感を感じます。

そもそも個人で購入できる価格帯のガット張り機で問題なく使っていけるかどうかも分かりませんし、節約のためというより知識として覚えたいからという方が妥当な気がします。

 

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KLIPPERMATE (クリッパーメイト)

今回購入したのは米国KLIPPER USA社製のKLIPPERMATEというガット張り機です。

KLIPPERMATE

購入理由の一つはやはり価格です。

メーカーであるKPIPPER USAのサイトでは174ドル(約2万円)で販売されています。

最初は米国Amazonで注文しようかと思ったのですが日本への発送は不可。ebayなら発送されるようでしたが送料が1万円かかるということで、国内で輸入販売をされている兵丹島さんから購入することにしました。

ガット張り機USA製KLIPPERMATE(クリッパーメイト)Home

価格は送料込みで33,800円です。

米国から購入しようと思ったのは価格の問題ではなく専用台を一緒に購入したかったからです。確認していないですが兵丹島さんは本体のみのお取扱いのようでした。

もうひとつの理由はシンプルさです。

分銅式でラケットの支持も2点支持。これ以上ない位に各部の作りもシンプルです。ガット張り機は4点支持が最低ラインでできれば6点支持をと聞きますが張り方を覚えるのが目的なのでまずはこれからという感じです。(当然、同意・非同意あると思います。) 

ガット張り機は初心者には選びようがない

国内で購入できるガット張り機としてはトアルソンやゴーセン、海外ブランドだとEAGNASやGmmaなどがよく聞きます。でも、電動式はやはり高価ですし、比較的安価な分銅式でも色々種類があるのにネットにも余り情報がなく初心者には選びようがないです。

私自身、製品に多少癖や使いづらさがあっても慣れるために最初はどれでもよいと思ったのですが、情報が少ない中、商品構成がシンプルで選びやすく、機能的にも最小限なのは覚えやすいのかなという理由でKLIPPERMATEを選びました。

なぜガット張り機の情報が少ないのか?

部活や職場(スクールやショップ)で覚え、自分で張れる方も結構居ると思うのですが、国内では安くはないガット張り機を自宅に置こうという方は多くないだろうし、その情報をネットに公開しようという方がそもそも居ないのだろうと想像します。面倒だし発信するメリットがないです。

メーカーや代理店も商品一覧的なサイト作りでサイズや機能説明もないようです。動画をYouTubeに載せる所もありますがただ撮って載せているだけ。ラケット選びでも皆動画や感想をまず検索します。自社製品以外でもガット張り機選びの参考にできる情報を発信していくべきで、サポート契約込みの法人相手なら出向いての商談ベースでしょうが個人向けの商品は情報が欲しいです。

買いやすい価格の製品があり土地が広く張替えをしてくれるお店が近所にはないであろう海外では自宅にガット張り機があるケースは特別でない気がしますね。

 

 

 

商品到着

注文して2日で届きました。 

KLIPPERMATE 梱包

輸入した商品を一度開封し、兵丹島さんの方で検品、安全性のサポート(注意書きやカバー取り付け等)、説明資料、日本語マニュアル等を追加されているようです。

KLIPPERMATE 梱包2

本体の重さは約10kgありずっしりと重いです。

机等においても作業中ぐらつくことはないでしょうが、ひっかけて落としてしまわないよう注意が必要ですね。

KLIPPERMATE 梱包3

本体の他、工具類(クランプ2つ、プライヤー、千枚通し他)、説明書兼張り方の説明書、ラケット毎のストリングパターン情報が載っている冊子、KPIPPER USA社の広告とサンプルという事なのでしょうガットが5種類(ポリ3種類、マルチ1種類、ハイブリッド1種類)入っています。

KLIPPERMATE 付属工具類

KLIPPERMATE 付属説明書

KLIPPERMATE 付属ガット5種

説明書兼張り方の説明書、ストリングパターン情報の冊子は日本語訳されたものが別途付属しています。(兵丹島さんによる情報追加、兵丹島さん版の説明入り)

資料のPDFと8種類の動画が入ったDVDが付属しています。

KLIPPERMATE 付属資料 (日本語版)

DVDの動画は1つはKPIPPER USAのオフィシャルな説明動画。他はKPIPPERMATEを使ってガットを張っている様子の動画、1つはクランプの調整方法の動画でした。

KLIPPERMATE 付属DVD動画

全て英語ですし、マニュアルに記載されていることと同じ(操作自体もシンプルですし)なので、分かりづらい点を確認する位でしょうか。

 

 

 

各部の画像

ネットでは商品の全体写真しかないので各部の写真も撮ってみました。

本体は鉄板を凹型に折り曲げたような形状になっています。

KLIPPERMATE 台座裏側1

KLIPPERMATE 台座裏側2 

ラケットをセットするアームがある方は下に補強の台が入っています。

KLIPPERMATE 台座裏側3

専用台と連結する仕組みがあるのかと思いましたがそういうのは無いようでした。(留められるのでしょうが)

KLIPPERMATE 専用台

でもおかげで他に台を探すことにできました。

ラケットを固定する部分はネジで止める形になっています。

KLIPPERMATE ラケット固定部1

ラケットに触れる茶色い部分はコルクみたいな素材です。

KLIPPERMATE ラケット固定部2

ラケット面の大きさはラケットによって違うので、ラケットをセットして留める際、アームの左右にあるネジを動かして調整するようです。

KLIPPERMATE

分銅部はバーに目盛りが付いていてこれでテンションを設定します。(当たり前なのでしょうが初心者なので。)

KLIPPERMATE 分同部1

ガットを貼る際、分銅付きのバーを動かしてガットをひっぱり、反対側にバーが水平になる位置がそのテンションとなるということですね。

KLIPPERMATE 分銅部2

分銅付きのバーの根本にはガットを挟む機構があります。カチッと少しだけ回転して空いた隙間にガットを挟む形です。

KLIPPERMATE ガット固定部

 

 

 

作業台 GREATTOOL ワークベンチバイス GTWB-300

海外の動画等を見てもテーブルの上に置いて作業をしているのでそうしようかとも思ったのですが10kgの重さのものをいちいち移動させるのも大変だし、使わない時に置いておく場所もないので台を探すことにしました。

国内のブログでDIY用のワークベンチ(作業台)に分銅式のガット張り機を置いてある画像を見かけたのでAmazonで色々見比べた所、組み立てやすさ、作業台の面積と高さ、価格等からGREATTOOL GTWB-300という製品を購入してみました。価格は2,600円程です。

GREATTOOL ワークベンチ GTWB-300

こういう作業台にはハンドル式のバイス(万力?)が付いていて、ハンドルを回すと2つの板の隙間が動き、取り外し式の樹脂製パーツで作業対象 (木材とか) を挟んで固定できるようです。ただ、樹脂パーツを取り付けた状態の隙間が最低何cmなのか説明には記載がなく、ガット張り機を置いた時にどうなるかだけが不安でした。

安価な製品なので挟んで留める機構もそれなりな様ですし、最悪2つの板の上にガット張り機を載せて紐な何かで縛って留める形でもよいかなと思って購入しました。

で、届いたワークベンチを組み立てて置いてみるとこんな感じです。

ガット張り機 作業台

バイスを絞って板をピッタリくっつけた状態で固定用の樹脂パーツの隙間がガット張り機の幅とほぼ同じです。

ガット張り機 作業台2

ガット張り機を左右からガッチリ固定している感じではなく、樹脂パーツは軽く触れている程度ですが、2つの板の隙間もないし思った以上にピッタリなサイズ感でした。

設置した状態で板の高さは床から78cm、作業もしやすい高さだと思います。

ワークベンチの重さは約7kg、ガット張り機を乗せた状態で全体で17kg程になります。(4~5歳のお子さん位の重さでしょうか。) 下にストッパー付きのキャスターなど付けられたら便利でしょうが持ち運べない重さではないですね。

価格も安価ですし取り敢えずはいい感じで準備はできました。

 

ガット張り機USA製KLIPPERMATE(クリッパーメイト)自分でガットを張ろう「テニスマガジンUSA」記事