ブシャール選手がヨネックスのラケットを使っていた
先月ですが3月に開催されたマイアミ・オープンの写真です。
女子の試合はハイライトでもなかなか見ていないのでブシャール選手を見たのはホップマンカップのダブルス映像以外でした。
USTAとの脳震盪事件の裁判 & しばらく下位ツアーを回る話に絡んでTwitterで流れてきた画像を見ると"また"ラケットが変わっています。
写真を見ると、デザインやロゴからYONEXのVCORE SV 100のようです。
2018年、ブシャール選手のラケットの変化
2017年の年末から2018年の年明けにかけてオーストラリアのパースで開かれてホップマン・カップに出場した際、ヘッドのラジカルを使用していました。
直前のルクセンブルグ、香港まではそれまでと同じバボラ (恐らくアエロプロドライブ) を使っていたので、ヘッドと契約するのかなぁと思っていたのですが、
同じ全豪シリーズでも、その直後のハーバート国際と全豪オープンではバボラに戻していたようです。
クーヨンクラシック
どうもホップマン・カップ直後のハーバート国際で1回戦負けしたので急遽エキジビションであるクーヨンクラシックにも出場したようです。
全豪オープン
でも、写真を見て分かるようにラケットを戻していると言いつつも以前のようなバボラのステンシルがガットにありません。つまり、バボラとの契約は終了状態にあったということかと思います。
全豪後の台北では準々決勝で152位の選手に敗退、インディアウェルスは1回戦敗退と来てのマイアミでのヨネックス使用です。
マイアミではシードがついて2回戦から出場も3回戦で敗退だったようです。
ラケットは使用しているもののガットにヨネックスのステンシルはないですし、ラケットバッグもウェア契約のナイキのものを使用していました。
ちなみにこのナイキのラケットバッグ2014年のモデルで最新モデルですらないのがちょっと悲しいものがあります。バッグを使うナイキへの配慮(?)なのかも。
ラケットが黒塗りでない意味
ヘッドのラジカルもヨネックスも黒塗りで使っていないので契約前提で試用しているというより "単に使いたいラケットを使用している感じ" な気がします。
バボラとの契約が残っている中で他社ラケットをテストする場合は最近なら黒塗りで使うことが多いし、契約メーカーのデザインに塗って使ったりすると思いますから。
ヨネックスもラドバンスカ選手に続く女子有名選手と期待して契約したアザレンカ選手が復帰直後に離婚問題で出鼻をくじかれた感じになっているので絶不調が続いているとは言えブシャール選手と契約となればありがたいのかもしれません。
看板と期待しワウリンカ選手と同列に扱っていたンチッチ選手はさっぱり...だったし、目立つ立場にあったヒンギス選手は2度目の引退をしてしました。
大坂選手が今年中にもTOP10まで上がってくる可能性もありますし、ヨネックスも契約選手について色々考えてはいるでしょう。
テニス以外の活動は...
ブシャール選手は昨年に続き今年もSI (Sports Illustrated Swimsuit)のモデルをやっているのですが、
テニスの絶不調さに比べ、SIのYouTubeチャンネルで頻繁に更新される撮影風景の対比にかなり悲しいものがあります。
Sports Illustrated Swimsuit YouTube Channel
今年はセリーナ・ウィリアムズ選手に変わり、2017年全米優勝のスローン・スティーブンス選手が出てたりします。。
ブシャール選手の復帰は当分難しそうですが...
ブシャール選手のUSオープンの脳震盪事件の裁判はUSTAと和解となり一応の決着を得ました。テニスについては暫く下位ツアーを回って自信を取り戻す予定とコメントしていますが、強く方向性を示してくれるコーチやサポート環境とかが必要なのかなぁと思います。話相手、相談相手みたいな雰囲気もある男子選手とコーチの関係と違い、女子選手はがっつり"コーチ"って感じですからね。
同時期にブレークしたハレプ選手は今や世界1位、ブシャール選手はまだ24歳ですが女子選手の復活は実現してもかなり時間はかかるのでそんなに猶予はない気はします。
(すいません。私はハレプ選手のプレイスタイルの方が好きので。)