lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

テニスシューズのインソール交換 Spencoスペンコ トータルサポート オリジナル (テニス)

テニスシューズの市販インソールを検討する

ナイキ ズーム ヴェイパー 9.5 ツアーのカーペット用を約1年間、週3回位、主にスクールのレッスンで使ってきました。

外装は親指側、小指側の指に付け根部分、コートを蹴る際に曲がり折れる、引き伸ばされる部分は多少痛みが見られる位、内側はアキレス腱側のスレ、シューレースの痛み等はありますが使用には問題ない状態です。

ナイキ ズーム ヴェイパー 9.5 ツアー

このシューズはオールコート用等とソール部が同じ素材なのかなと思います。

国内で市販されているカーペットシューズは、軽さ、着地時やシューズが曲がった際の心地良さを優先してか、同じメーカーのオールコート様に比べてもソールが柔らかく作ってある印象です。

カーペット用シューズ

このため、カーペットコートで半年、1年と使っていると週1回のレッスンでも外側が顕著にすり減ってきます。

そもそもカーペット用シューズは同じメーカーのトップモデルと同等ですらなく、2番手、3番手モデルの機能しかありません。国内ではスクールを中心にカーペットコートが一定数使われており、トップモデルと同等でなくても機能的に問題ないと理解していてもメーカーの『力の入れ無さ』にはがっかりしていました。(最近はプリンスやミズノの製品等少しだけ改善していますが。)

他メーカーは分かりませんが、ウィルソンが2013年に発売した初代ラッシュ・プロのカーペット用もオールコート用と同じソールを使っていてコートに着地した際、蹴った際のダイレクト感が好きでした。  

wilsonテニスシューズ

それまでのカーペット用シューズ、それ以前に国内メーカーのテニスシューズは衝撃吸収一辺倒でヨネックスの「卵を落としても割れない」に代表されるフワフワした履き心地ものばかり。皆が口をそろえて「履いていて楽だから幅広がいい」と言っていた時代です。

オールコート用ではアディダスのバリケードなど重く大型の変形しづらいシューズが流行った時期を経て、アシックス等の実際に選手が使用するような『アスリート志向、本物志向』のシューズが人気となり、エンジョイ派すら履いていて楽だからという選び方はしなくなってきています。(ヨネックスも近年のシューズではクッション性の看板を見えづらくしています。)

ウィルソンのラッシュプロは足に備わる本来のクッション性を活かし、シューズ自体にはクッション技術を搭載しない。その代わり、足に合う型や履いた際のダイレクト感を追求したモデルだったと思います。スキーメーカーのソロモンと共同開発のがっしりとしたつま先部分が特徴的でした。

ただ、ソール素材は経験が物を言うのかゴム感が強く硬い消しゴムのような感じ。ソールが柔らかいシューズ同様にカーペットコートで使っていてもどんどんすり減っていく印象。モデルチェンジの際にカーペット用ラッシュプロは消滅し、他メーカーをいくつか試した後に今のナイキに行き着いた流れでした。

 

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ズーム ヴェイパー 9.5 ツアーではインソールが先に摩耗

作りが頑丈(硬いのではなく履いた際に適度な柔らかさがあるのに摩耗しづらい作り)、ソールも減りづらいのがすごく良いのですが、ナイキのテニスシューズの足型は左右がやや細く、足の先、甲から指先に向けての部分が他シューズよりも長く取ってある印象です。

普段買う大きさより0.5cm大きめを履いているだけなのですが指先はシューズの中でかなり余裕があり、シューレースをしっかりと締めていないと指がシューズの中で動き回ってしまいます。

結果、シューズは外装もソールも頑丈だけど、足型のズレから、指や母指球、かかと等を中でより踏ん張る事となり、半年使った段階で一部穴が空くほどインソールが摩耗してしまいました。

テニスシューズ インソールの摩耗

汚い写真ですいません。

テニス用途のインソールを検討してみる

テニスシューズに使える市販のインソールと言えば圧倒的に知名度があるのは、スーパーフィートかなと思います。

www.superfeet-jp.com

テニスショップの店頭でもよく並んでいますし、プロテニスプレイヤーがオーダーメイドして使用しているという話も聞きます。

シューズメーカーは汎用品としての別売インソールを販売していますし、インソールメインのメーカーもありますがいずれもスーパーフィートほど一般知名度は高くないでしょう。

ただ、今回はスーパーフィートは候補にはしないなと思いました。

市販インソールの謳い文句がひっかかる

市販の高性能インソールがアピールする内容は

「元々シューズに付属するインソールから市販インソールに変えるとフットワーク等のパフォーマンスが向上する。」

といった内容です。

我々はシューズの作りやスペックに興味を持ち、それを実際発揮される事を期待して購入している訳です。

市販インソールはそのシューズ専用品でも、メーカー毎に専用品が用意されている訳でもないです。専用品でもなく(新しく出る製品含め)個別にテストも難しいであろう市販インストールを使う事でシューズメーカーが製品に想定する以上のパフォーマンスが発揮されるというのは『偶然??』しかない気がします。

※多くの製品で「装着時はシューズに合わせてつま先部分をカットして使用してください」等のように説明してありますね。

使用するシューズ、履く人、製品の組み合わせで、たまたま良い結果が出ればよいのでしょうが自己満足が多くを占める。プロならオーダーメイドするでしょうし、どこまで求めるのかという感じです。

市販の高性能インソールに興味を持たれる方の気持ちはともかく、販売側の

「シューズ付属のインソールはダメ、市販インソールを使うべきだ」

「市販の高性能インソールを使うと劇的にパフォーマンスが向上する」

といった製品アピールには少しうんざりしています。

使っているシューズの性能が気に入っているのであれば、敢えてバランスを崩すリスクを冒す事は必要ないのかなという気持ちはあります。 

 

 

Spencoスペンコ トータルサポート オリジナル

長くなりましたが、今回購入した交換用の市販インソールはSpenco(スペンコ)というブランドの『トータルサポート オリジナル』という製品です。

スペンコ トータルサポート オリジナル1

www.sofsole.jp

スペンコというブランドを知っていた訳ではなく、正直テニスショップの店頭に並んだ製品の中で最も無難そうなものを選んだだけです。(というか小さなお店で他には2商品位しか選択肢がなかった。)

一応、ズーム ヴェイパー 9.5 ツアーのインソール(未使用)を持参し店員さんに相談しながら選びました。

今回は27.5~29cm用の製品を買いました。形状は付属品より少しだけ大きめで対応サイズを見て分かる通り、この製品もシューズに合わせてカットして使う前提です。

スペンコ トータルサポート オリジナル2

かかとの周囲に返しのような部分があり、土踏まずからかかとにかけて銀色のパーツがシューズに接する側に黒い部分の上に被せてあります。高機能インストール系ではよく見かける構造ですね。

スペンコ トータルサポート オリジナル3

写真で見える黒い部分はポリウレタン(PU。オーバーグリップと同じ素材)でしょうか。硬めのスポンジという感じで押せば凹む位の柔らかさです。

銀色の部分は黒い部分よりだいぶ硬く、外足側に銀色パーツよりやや柔らさかのある青い、かかとの内足分には赤い素材が入っています。地面を踏んだ際に力がかかる部分にサポートとしっかりさ(踏む力がインソールのせいで逃げない)を狙ったものかと思います。

スペンコ トータルサポート オリジナル4

外側部からかかと部分の周囲には凹凸が掘ってありシューズに入れる際の歪みや装着しやすさを狙っているのでしょう。

銀色パーツは黒いパーツに圧着して(貼り付けて)あります。

土踏まず部分の黒い線は、銀色パーツがくり抜いてあり下の黒い素材が見えている。上からシールを貼ったような状態になっています。

土踏まずから母指球の間の波々など、出来るだけシンプルな構成で足の部位によって硬さやサポートを変えようという意図が感じられます。 

※客観的な感想です。だからこの製品が良いという意味ではないですが。

付属インソールとスペンコインソールのサイズ感の違い

スペンコ トータルサポート オリジナルはカットが立体的でかかと部分も厚みがあるので単純にズーム ヴェイパー 9.5 ツアーのインソールと重ね合わせて大きさを比較することが難しいです。(というか不可能に近い)

かかと部分を大体で合わせた上でつま先部分を比較すると全体的にスペンコ トータルサポート オリジナルの方がはみ出る部分があります。

スペンコ トータルサポート オリジナル5

スペンコ トータルサポート オリジナル6

スペンコ トータルサポート オリジナル7

指先にあたる部分の黒いパーツは柔らかいのでハサミ等でカットできそうですが、両者の大きさを比べる事自体が難しくどの程度カットすれば良いのか検討がつきません。左右同じ形にカットしないといけませんからね。

結果としてカットしない状態で使ってみることにしました。

つま先から入れてかかと側を抑えるように入れ、かかと周囲の凹凸と足に触れる部分の返しをうまく使って上から抑えます。

スペンコ トータルサポート オリジナル8

付属インソールと重ねてもはみ出す部分が大きくなかったので、装着してみると土踏まずと足先が繋がる中央やや先端の部分の左右(波々部分の左右)に多少シワが寄る位でした。

履いてみた状態で印象はどうか?

製品付属のインソールは当然ながら全長で厚みが一定。スペンコ トータルサポート オリジナルはかかと側が厚く多少硬くなっているので、履いた状態ではかかと側が少し持ち上がっているような感覚はあります。

かかと以外にも、シューズに触れる側の土踏まずから母指球側にかけての波々部分、足に触れる側は足中央部分、土踏まずの部分など、部位毎に盛り上がっている部分があるので履いた時にそれらの厚みの違いも足に感じます。

ただ、履いて立つ事で体重がかかり沈み込み(凹む)ますし、動き出してしまえば違和感はないです。

スーパーフィートは硬い作りが売りだそうなので、それと比べると高機能さは見えるもののシューズに付属するようなものに近いのかなぁと思います。

値段は3,000円強でした。スーパーフィートは大体5,000円位、付属インソールと同等の作りのインソールが1,500円位でしょうか。

価格的にも機能的にも両者の中間という感じですね。

これがオススメといった訳でもないのですが購入したので製品について書いてみました。